ドイツ製リープヘル LTM 1100NXが納車されました。
この機体は以前保有していました80tオールテレーンLTM 1080との入れ替えです。
25tクレーンよりも幅の狭かった80tの全幅をそのまま引き継いでいて、車両幅はなんと2550㎜と大型トラックとほぼ同じサイズです。
全長と全高は少し大きくなりましたが。。。数センチなので気にするレベルではありません!
この機体の大きな特徴としてはブームの長さです。
最大で60mのブーム長、ジブを付ければ76mになります。
80tのブームは50mで、それでも長い方だったのにさらに10m長くなっています。
下から見ると、長すぎて釣り竿のようになっています。
比較として、弊社保有のタダノ製100tオールテレーン ATF100Gのブーム長は51.2mです。
ブーム長はLTMの方が優れていますが、同じブーム長での性能だとATFの方がより重量を吊ることが出来ます。
LTM1100NXとATF100Gの2台は、100tオールテレーンというと同じように聞こえる機体ですが、2台とも特性が異なります。
吊り荷の重量は大したことなく、とにかく高く、遠くに荷物を移動させたい場合はLTM 1100NX。
吊り荷の重量が大きく、とにかく重たい荷物を移動させる場合はATF100Gと、必要とされる場面で使い分けが可能です。
前任の80tオールテレーンLTM1080NXは、ビルの屋上の設備撤去、鉄塔の解体など、とにかく高さを必要とされる場面で支持されていました。
今回導入したLTM1100NXは10mもブームが長くなっていますので、さらに高さを求めらる場面でも対応可能です。